![](./img/self.2gif.gif)
ご家族との思い出、バンド時代の音源等、カセットテープのデジタル化をご検討されていることと存じます。
ネットで検索すると、誤った情報が多数並んでいます。
「変な商品を買わされる寸前」の方もいらっしゃるかもしれません。
本当は、「もう少し音質的に頑張れたはず」なのに、諦めてしまっている方が多いようです。
「またとない、二度とこない機会」でしょうから、是非、ベストなご選択をされてください。
自宅のカセットプレーヤーで再生したところ、音質が相当悪かった。もうダメ?
カセットプレーヤーの欠点ですが、2年に1回ぐらい修理しないと「回転ムラで音がこもる」、「スピード偏差で速度異常」が起きます。
また、性能が悪いプレーヤーは「買った時点で既にダメ」なことも散見されます。なので、必ずしもカセットテープが悪いわけではないのです。
特に一般のご家庭に置いてあるカセットプレーヤーは、購入した後メンテナンスしないことが多いので、ほぼ整備不良とお考えいただければと存じます。当店では、「メンテナンスされた機材」を取り揃えております。
自宅から40年以上前のカセットテープが出てきたが、さすがにダメ?!
当店では一番古いもので50年以上前のカセットテープでも、高音質にデジタル化いたしました。
以外と大丈夫なのです。一度お任せください。
ハイレゾが一番高音質だと聞くが、どれ程のものか?!
間違いです。ハイレゾというのは、ペットボトルに例えると「1リッターの容器」、
カセットテープは「500mlの水」、1リッターの容器に500mlの水を注ぐようなもの。
500mlの水を1リッター容器で買わされるようなもので、これを業界用語で「ニセレゾ」といいます。
MP3形式が一番高音質だと聞くが、どの程のものか?!
間違いです。ファイル形式には大きく分けて「圧縮音源」と「無圧縮音源」があります。
MP3というのは「圧縮音源」なので劣化しています。「無圧縮音源」というのは主にWAV形式と呼ばれるものが該当いたします。
ネット記事で「カセットテープを冷蔵庫に入れると、音質が復活する」と聞いたので入れてある
虚偽情報です。今すぐ冷蔵庫から取り出してください。
「記事を見て実行した」とのお問い合わせが実際あったのです。
AMAZONで3,000円ぐらいでデジタル化できる機材を見つけた。これ買えば間違いないよね?
![カセットテープの高音質デジタル化](./img/kani.gif)
「カセットテープをデジタル化、データ化するぞ!」と、色々な方法を検討されたことかと存じます。
おそらく、ほとんどの方がこの類の機材でデジタル化を検討されているのではないでしょうか?
それもそのはずです。5,000円もあればお釣りがきて、全テープをデジタル化できてしまう、おまけにポケットに入るサイズ、こんな美味い話は他にはありませんね。事実、AMAZONでは毎月100機以上売れているようです。
しかし、美味い話には裏がありました。
作りが粗悪なため、「音質は気にしない」「テープがどうなってもいい」という方向けです。
![](./img/bad.gif)
例えば当店に設置されているカセットデッキの重さが6.7kg(6,700g)です。
しかし、この手の商品は200g以下しかありません。
必要な部品を削り落とし、最低限動く仕組みにしてあります。そのため、高音質回路を一切積んでいません。
そうしますと、回転ムラが発生してしまい、音がこもったり速度異常が起きます。
また、200g以下と軽すぎることにより、振動対策ができません。
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![](./img/wavmp3.gif)
音声には大きく分けて「無圧縮音源」と「圧縮音源」があることをご理解ください。この手の商品を全て確認してみましたが、全て「圧縮音源」のみしか選べません。音質差は上記の通りです。
![](./img/damage.gif)
「音質が悪くても安いし、もうこれでいい!」と決めたとします。ですが、もう1つ問題がありました。
最低限の作りになっている点を上記でお話ししました。そうしますと、テープ走行中に蛇行してしまい、テープが絡まってしまうことがあります。
カセットテープは消耗品ですので、時にそうしたトラブルは避けられません。ですか、必要以上にそのリスクがあるのは考え物です。
![カセットテーププレーヤー](./img/verification.gif)
『カラオケが好きな母のカラオケ音声です。テープ制作は1991年で、自分で2009年頃にデジタル化しています。依頼するにあたり、音質の比較をしてもらいました。』
2009年にご自身でデジタル化されており、「時間の経過」という点ではその方が有利かと思われました。
しかしながら、2024年に当店でデジタル化したところ、モヤがとれ、それを上回る高音質になりました。
「往年の名機」を技術者が整備、さらには業務用PCMレコーダー、及び業務用音声ケーブル、これらの連携プレイにより、高音質が実現できています。どこの業者でも同じか?というと答えはNOです。
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上記図にありますように、デジタル化は複数の機材とケーブルとの連携プレイで成り立っています。
2000年代初頭には専門誌で特集が度々組まれ、質の高い情報が提供されていました。
ですが、今は検索しても正しい情報が出てこないため、ご存知ない方をカモにするような商品が多数出回っています。
では、「上記図にある機材」を全て揃えるといくらかかるでしょうか?答えは10〜15万円です。可能な方は購入してご自分でやってみるのも良いでしょう。
![](./img/digitizer.gif)
ご自分でカセットテープのデジタル化を行うのはハードルが高い、という話を上記でしました。
そうすると「デジタル化業者に頼もう」とお考えになる人もいるでしょう。しかし、これがまた悩みどころでして、業者もピンキリなんです。
![](./img/fee.gif)
安くても送料が高かったり、デジタル化料金が1本5,000円というところも存在しています。
また、「短納期は2倍料金!」なんて業者もありますね。
【静岡県 女性 2017年10月3日コメント】
「以前、近所のショップに持ち込んでカセットテープ2本のCD化を頼んだところ、ボッタクリに近い金額で、
18,000円も取られてしまって悔しかったです。
インターネットで探すと、かなり沢山のダビングサイトがヒットするので、私自身が悪徳業者に引っ掛かってしまったという意味では、正誤を見抜けず甘かったと思いました」
![](./img/maintenance.gif)
デジタル化業者にありがちなのが、機材のメンテナンスをせずに使いっぱなしなことです。理由は1機5万円程度のお金がかかるのと、メーカーの修理受付が終了済だからです。そうなると、腕のある技術者を探さないといけませんが、それが難しいのです。
デジタル化機材は消耗品です。例えばカセットデッキは酷使すると、音が歪んだり、速度異常が起こります。
そうなると、結局はご自分でやるのと変わらない場合があります。「広告宣伝費に投資して、メンテナンスは二の次」なんて場合もあるため、派手な広告に釣られず、メンテンナンスについて記載のない業者は選ばない方が無難です。
![](./img/expert.gif)
実は自社対応していない業者が存在します。例えばヤマダ電機ダビングサービスの例でいうと、店頭で受け付けて、デジタル化はよその業者に郵送で外注しています。お店の事務室にデジタル化係がいるわけではありません。
【京都府 女性 2021年8月26日 コメント】
『デジタル化すべく業者さんに依頼したところ、「再生不良」で戻ってきてしまいました。
大手家電量販店Yです。
テープの見た目からすると、特にテープが切れたり絡まったりはしていないのに、残念でした。
実際のデジタル化作業は「自社対応」ではなく、外注しているとうかがっております。
思い切って「セカンドオピニオン」を求めてみてよかったです。
びっくりするほど早いご対応、誠にありがとうございます。』
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